なんか、美味しくないんだよなぁ
こないだ、ちょっとしゃれた中華料理屋に行った。
「次は セロリとシーフードの炒め物です」
大皿に乗った料理が運ばれてきて、店員が大皿を見せた後で、テーブルのわきで、小皿に分配して個々人の前に配膳される。
食材もいいものだし、味付けも悪くない。でも、なんかうまくない…
安い中華屋で、半分しなびれた野菜と、どっから輸入したかもわからない材料で作った野菜炒めの方がうまいんじゃないかと思えてくる。
このような違和感は、フランス料理店なんかでもよく感じることがある。
『最高の食材を、最高の料理人が調理して、この程度?って感じ』
なんなんだろ?としばらく考えてたけど、そのまま忘れていた。
今日、ウェブ巡回してて引っかかったのが、
『パリでラーメン店が人気』
という記事。フランス人は猫舌でラーメンを1時間かけて食って、麺は伸び切ってるのでスープだけ飲んで帰るって話。
「あ~ こいつら、あつあつの食べ物がうまいってこと知らないんだ」
ってことを理解できた。
自慢のスープって半分味の素だろって感じのラーメン。
口の中が水膨れになる状態状のものを息吹きかけてさました串カツ、土鍋でぐつぐついってるスーパーで一番安い豆腐で作ったであろうマーボー豆腐、安いブロイラーで作ったであろう水炊きなんか最高にうまいのに…
店の格やら、くだらないプライドのために台無しにしてるような気がして、ここに書いてみました。
フランス料理なんかも、白い皿にこだわるばかりじゃなくて、熱した鉄板とか、固形燃料なんかをうまく使えば、いまよりずっとおいしいものができると思うんだけどな♪
あ~ ランチに2時間もかける人たちにはムリか